40歳以上のフリーターの方の人数や経済状況。正社員へ転職しないと今後どうなる?
フリーターとして過ごしている方の中には、今の生活に満足して行動を起こしていないひとやフリーターをしながら生活をして正社員を希望して行動をしているひともいることでしょう。
フリーターはアルバイトでも働いているので、決して恥ずかしいことではありませんが、それでも周囲の目を気にしたり、職業を聞かれたくないと思ったりしている方も多くいます。
では国内には自分と似た思いを抱えながら、同じ年代のフリーターはどれくらいいるのでしょうか。
40歳以上のフリーターの人数
35~44歳 | 372万人 |
---|---|
45~54歳 | 413万人 |
正社員になりたいと行動を起こしている方も行動をしていない方も、この数字を見てどう思ったでしょう。
そして、どうして35歳から44歳と45歳から54歳の間で、こんなにも人数の差が出ているのか気になりませんか。
実は35歳から44歳よりも45歳から54歳のフリーターの数が多い理由は【正社員の求人数】に関係しています。
つまり、1歳でも若い方が求人数はあるということです。
「自分は42歳だけど両親と実家暮らしだしフリーターでもまだ大丈夫」
「いずれは就職して働くから、その時が来たら考える」
という方は先のことを少しでも考えて、ほんの少しだけ行動を起こしておきませんか?
ほんの少しの行動で1年後、3年後には今の自分が驚くほど変わります。
変わることができるんです。
まずは2つの例を見てみましょう。
親と実家暮らしのフリーター
親がまだ仕事をしている、または年金をもらっていることから40歳を過ぎてもフリーターとして自分のお小遣いだけを稼ぐ生活をしているAさん。
今は親が同居しているので良いですが、あと5年後、10年後になったとき、親が施設へ入ったときや他界してしまったときは自分で自立して生活をしなければなりません。
もし現在45歳だったとき、10年後は55歳です。
そのときになったときに求人を探しても、正社員で働くにはキャリアも足りず今のようなアルバイトを続けるしか選択がなかったりもします。
自分にとっての5年先や10年先は想像しにくいとは思いますが、40歳代のうちに正社員として働くことはいつか一人となったときに、安心できる要素でもあるのです。
今から転職エージェントに登録をして正社員として働くのとフリーターでいるのとでは年収にどんどん開きが出てきます。
そうならないためにも、今からほんの少しの行動として転職エージェントを使って就職活動しておくのが良いでしょう。
いずれは就職するから
Bさんはそのうち正社員として働くし、今はアルバイトで得るお小遣いでのんびり暮らしたいと思っています。
それならば、いずれとはいつなのかを設定しておくべきです。
誕生日を迎えるたびに、正社員の求人数は少なくなっていくことを理解する必要があります。
3年後に就職したいのであれば、ほんの少しの行動として3年間かけて求人を探し転職エージェントに登録してフォローしてくれる担当者をつけておくと良いでしょう。
40歳以上のフリーターの人数
男性 | 女性 | |||
---|---|---|---|---|
正社員 | 正社員以外 | 正社員 | 正社員以外 | |
35歳~39歳 | 332.2万円 | 229.3万円 | 268.6万円 | 192.6万円 |
40歳~44歳 | 366.6万円 | 230.7万円 | 283.4万円 | 191.5万円 |
45歳~49歳 | 405.2万円 | 234.4万円 | 293.4万円 | 192.4万円 |
50歳~54歳 | 439.9万円 | 237.2万円 | 300.3万円 | 187.3万円 |
55歳~59歳 | 437.2万円 | 239.8万円 | 300.0万円 | 184.1万円 |
フリーターになった理由は様々ありますが、ほんの少しの行動として求人を探して調査をしておく、転職エージェントに登録してみると先が見えてくるでしょう。
フリーターを続けることのデメリット
フリーターを続けることでデメリットがあることは、フリーターのみなさん自身も感じているものの、真実を知るのが嫌で見てみぬふりをしてはいませんか。
見ないふりをしていても、時がたてば自分に関わってくることなので、そのデメリットをどうするのか理解をして考えておくことが大切です。
①年金の問題
厚生年金に比べて国民年金だけだともらえる金額は少なくなります。
フリーターで国民年金を支払うだけでもやっとという方も多いですが、自分で支払うのと給与から天引きされ会社で支払ってくれているとでは気持ち的にも違い、将来もらえる額にも差が出てきてしまいます。
自分が老後を迎えた時にはもらえないではなく、もらったら国民年金だけで暮らしていけるのかという現実的なことを考えておいた方が良いでしょう。
年間の支給額 | |
---|---|
厚生年金(40年加入、平均) | 国民年金保険(40年加入) |
2,520,100円 | 780,100円 |
②結婚の問題
正社員とフリーターを比較すると、フリーターの有配偶率は正社員の3分の1程度になっています。
結婚したくても自分に家族を養う自信が持てずいたり、相手の両親から反対されたりとフリーターの場合は結婚に対して乗り越えなくてはいけないものが多いと感じてしまうでしょう。
40歳~44歳男性の有配偶率 | |
---|---|
正社員 | パート・アルバイト |
73.9% | 24.7% |
③両親との付き合い方の問題
今はフリーターで良くても、自分が歳を重ねるように両親も歳を重ねます。
そうなっていくうちに、両親の生活を支えたり、施設への入居手続きをしたりと付き合い方が変わってきてしまいます。
安定した収入、両親のことに関した有給など自分の環境も整える必要が出てきます。
40歳でフリーターから正社員へ転職。可能性や需要はあるの?
フリーターのデメリットが分かったとしても、自分は40歳を超えているし正社員へ転職できる可能性は低い気がする……。
と思った方、それはマイナス思考すぎます。
言い換えれば、まだ40代、これからがある年齢です。
正直、50歳、60歳以上になると今よりも求人数も減ってキツくなるので、転職なら今がおすすめです。
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40歳以上のフリーターでも正社員への転職は十分に可能!
40歳以上のフリーターでも需要がある 【人手不足の業種】にアタック
職種や業種によってはまだまだ人手不足のところがあります。
まずは自分がしたいことよりも、自分ができることに絞って探してみましょう。
なかには人手不足の業種でもある介護施設に勤めて
人手不足の業種での正社員は正社員の可能性も高く、需要も大いにアリ。
キャリアや職歴がなくても働ける 【未経験でもOK】の求人にアタック
経験職種・業種のほうが有利なのは間違いありません。でもそれは継続しているから活きることでもあります。
フリーターを長くしている方ほど、ブランクもあり昔経験したことが今は通じないこともあります。
そのため経験なしでも勤められる職種に絞っていきましょう。
未経験でも可能な求人での正社員は可能性も需要もあり。
20代、30代の転職と比べると転職は確かに厳しい
同じスキルの20代や30代と比較すると、40代以上の就職は難しくはなります。
20代、30代は伸び盛りであり、多くの業務をこなしますが、それを超え管理職クラスとなる40代は部下の育成や管理を行う年齢であるからです。
ただし、これは一般的な会社の構造にしか過ぎません。
今は40代からはじめて上位にいく方もいますし、人柄の良さで多くの人に慕われ業績を残す方もいます。まずは諦めないことが大切なのです。
また40歳以上での就職ということもあり、年下が上司になる可能性や同い年の上司になったりもします。自分の方が年上でも仕事先では新人になるので、挨拶や敬語など礼儀をもって接していきましょう。
40歳以上のフリーターでも正社員になれる可能性が上がる4つのパターン
①ブランク(空白期間)が少ないパターン
正社員からフリーターになった期間が短い方は、フリーターの仕事を続けながら転職エージェントに登録して担当者とともに求人を探しましょう。
ひとりで求人を探して応募して面接というよりも、担当者と求人を探して応募し、面接までのスケジュールを立ててもらった方が効率良く進められます。
②資格やスキルを持っているパターン
履歴書に書ける資格やスキルがある方は、その資格とスキルを活かせる業種を選んでいきましょう。テクニカルスキル(資格、専門的なPCスキル、業界知識など)やポータブルスキル(英語、PCスキルなど)について自分ではイマイチわからないという方は、転職エージェントに登録するときに担当してくれた方と一緒に分析してみると良いでしょう。
自分では分からないことも客観的に見てもらうと分かるスキルは意外とあるものです。
自分を知り、正社員になるためのステップとして転職エージェントの担当者に見てもらうのがおすすめです。
③転職回数が少ないパターン
ひとつの会社に長く務めてきた方や転職はしたけれど、転職回数は少ないという方は責任感があるとみられるので有利です。
ただその有利さを自分一人では発揮できないこともあるので、こちらも転職エージェントに相談してみるのが良いでしょう。
④職種のこだわりがないパターン
職種は特に希望がなく、自分ができるものと考えておくことは、選択肢が広がり内定率を上げられることでもあります。
転職エージェントに相談すれば求人をあれこれと紹介してくれるため、こちら側も有利に選ぶことができるでしょう。
40歳以上の方は必ず転職エージェントを使うべき3つの理由
先ほどからちょくちょく出てくる転職エージェント。
実は40歳以上の転職であれば使わない理由がないサービスです。
それはどうしてなのか? その理由を3つに絞ってみました。
①一人で転職活動をすると、長引く可能性がある
ひとりで転職活動をすると、自己分析や履歴書の作成など、すべて自分で行う必要があり、他人の視点からフィードバックは受けられません。
そのため、求人を探しては応募、そして面接を繰り返すというのが、今までの就職活動の基本でした。
しかし、転職エージェントを利用すれば、担当者が履歴書の書き方や面接のコツをアドバイスしてくれたり、求人を探してくれたり、面接日を決めてくれたりとサポートを受けることができます。
つまり、エージェントのサポートを受けたほうが内定率を上げることができるのです。
年齢が高くなってきているからこそ、こういったサポートは受けるべきでしょう。
②転職エージェントからしか申し込めない求人がある
企業は一般募集の中から審査を行うよりも、エージェントを通したほうが求めている人材をピンポイントで見つけられるため、誰でも閲覧できる求人サイトなどには求人を掲載せず、転職エージェントに任せているところもあります。
応募する側としては、転職エージェントの担当者によるマッチングなどを経て面接に進めることや事前に倍率も確認できるというメリットもあります。
③エージェントは40代の方の転職を数多くサポートしている
転職エージェントの担当者というのは多くの求職者を企業と結び付けてきた実績があります。
そのため企業が求める人材を把握して、採用されやすい履歴書の書き方や面接の受け方を知っています。
そういった担当者がフォローについてくれるのは、ひとりで転職活動をしているときにはない心強さがあります。
転職エージェント | 転職サイト | |
---|---|---|
求人の数 | 多め | 多い |
非公開求人の紹介 | ||
履歴書の添削や面接の練習 | ||
面接の日程調整 | エージェントが行う | 自分が行う |
企業へ推薦文の提出 | ||
年収の交渉 | エージェントが行う | 自分が行う |
40歳以上のフリーターでも正社員になるための3つの方法
転職エージェントを利用して転職する具体的な流れ -簡単な5つのステップ-
①転職エージェントへ登録する
まずは転職エージェントへ登録しましょう。
40代の方にお勧めの転職エージェントは「」です。
②エージェントから連絡を受ける
連絡は電話かメールで連絡を受けとることができます。
そのときに、自分の今までの仕事内容や思いについてなどを話す、面談の日程を決めます。日程は自分の都合に合う日を選択しておきましょう。
③面談をする。履歴書の添削や面接の練習を行う
面談はオンラインで完結できるので、面談場所に向かわなくてOKです。
エージェントは多くの求職者と会話をしているので、緊張して話さなければいけないといった焦りは必要ありません。
自分が今までしてきた業務や達成感を感じたこと、辛かったことなど、聞かれたことについて答えたり、自分が話しておきたいことを話したりしてください。
面談内容によっては、エージェントがあなたに合う求人を用意してくれていたり、職種や業種に合わせて合格しやすい方法を教えてくれることもあります。
履歴書はあらかじめ書いておくことが望ましいですが、完成していなくてもOKです。ゆっくり自分のペースで進めてきましょう。いまだからできるオンライン面談をフルに活用してください。
④応募した企業で面接を受ける
応募する企業が決まったら、企業との面接になります。
このときは担当者が同席してくれることが多いので、面接をしてくれる担当者の特徴を聞いたり、話し方のチェックをしたりして本番を迎えられます。
面談相手を知っているエージェントが隣にいるだけで、心強く、精神的にも落ち着きます。
安心して企業面接に挑みましょう。
⑤内定獲得後はエージェントが条件の交渉を行ってくれる
エージェントがあなたをより良い条件で雇用してもらうために給与等の交渉を行ってくれます。面接のときには聞きづらかった休日や残業のことなども聞いておきましょう。
なら40歳以上のフリーターでも正社員になれる
40歳以上のフリーターが正社員へ転職するためには、登録する転職エージェント選びはとても大切です!
見かける転職エージェントのなかには、20代から30代のみ対応しているところや金融関係だけが強いところなどがあります。
そういった限定や強みをウリにしているところよりも、40代以上であれば求人数やエージェントの実績があるなど総合力のある転職エージェントがおすすめです。
転職サービスのおすすめ順は以下の通り。
1.
2.
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求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とでそれぞれ独占求人があるので、まずはこの2つを使って良い方を選ぶというやり方がおすすめです。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
より専門的なサポートを受けたいのなら、業界ごとに専属のキャリアアドバイザーが在籍しているがおすすめです。
30代以下の利用者が約8割、転職未経験者が約半数と、若年層で転職回数が少ない方のサポートに注力しているのが特徴です。
求人数はと比較すると劣りますが、独占の求人も数多くあり、利用することで選択肢を増やすことができます。
あなたの転職を直接サポートしてくれるキャリアアドバイザーとは別に、企業の人事担当とやり取りする専門のアドバイザーが在籍。求人票からは分からない会社の雰囲気や情報を知ることができるので、転職後のミスマッチを防ぐことができます。
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